Hostとはもともと、ラテン語で“客・味方”という意味を表す「Hospes」という単語から派生し、そこから今の“もてなす”という意味が生まれました。私たちはこの大会を「おもてなし」の心を養うものにしたいと考えています。東京オリンピック招致の際、滝川クリステルさんが日本の「おもてなし」の心をアピールしていたのは記憶に新しいと思います。人をもてなす機会の少ない大学生のうちに人をもてなすとはどういうことか、おもてなしとは何かを考え、実践していくことで授業からは得られないことを学んでいきたいと考えています。
また、実はHOSTには“敵”という意味もあります。これはラテン語の「Hostem」(軍隊という意味)から来ています。議論内容への想いが強くなるとついつい熱くなって敵対的な態度を取ってしまったり、非論理的な圧力でもって議論を進めてしまったりすることがあります。そういうときこそ相手へおもてなしの心を持った発言をすることでいい雰囲気の下相手を味方につけ、議論を引っ張っていくことができるように思います。“敵”ですらもてなして“味方”にしてしまう―そDiscussion活動を通じてそのような成長をして欲しいという思いも込められています。